「細見美術館」鑑賞チケット付きの宿泊プラン第六弾の販売がスタートいたしました。
今回の展示「特別展 初代 志野宗信没後五百年記念-香道 志野流の道統」にちなみ、布袋の伏香炉をご紹介いたします。布袋は七福神の一神で、肥満体の布袋は広い度量や円満な人格、また富貴繁栄をつかさどるものと考えられており、十代樂吉左衛門・旦入による本作も呵々大笑とした姿をとっています。
酒器にはそろそろ見頃を迎える椿が描かれ、大胆にデフォルメされて愛らしい「光琳椿」の形で表現されています。
おおらかで洒脱味がある尾形乾山の作品は江戸時代中期から現代まで多くの人を惹きつけてやみません。京都の富裕な呉服商雁金屋の三男として生まれました乾山は、兄の光琳から絵の影響を受け自身の作品にも生かしています。