週末の夜、天外エリアでオープンするTHE BAR-SAKEでは美術商選りすぐりの酒器で日本酒を味わっていただけます。
「呉須赤絵枡形馬上杯」は江戸時代後期の名工・奥田頴川(えいせん)の作品。
頴川の代名詞である呉須赤絵の「赤」は古来より邪気払いの効果があると信仰されていました。枡は神様に捧げるお供え物として米や豆などが入れられた縁起物で、節分にぴったりの酒器です。
能は神様に捧げるものですが、中でも特に神聖なものとされている特別な能の演目「翁(おきな)」です。
演目「翁」で使われる能面は、その名も翁。
満面の笑みをたたえた、能面でも珍しい笑顔の面で、能の演目翁を演じるときだけ使われる特別な能面です。
立春にともない、国家安静、五穀豊穣を祝う寿ぎの意を込めて、樂家十三代目、惺入による能面をご紹介いたします。