10月31日は古代ケルトの暦で1年の終わりの日とされており、現世と来世を分ける境界が弱まる時。死者の魂が家族のもとへ戻ってくる日としても信じられていました。秋の収穫を祝うとともに、死者の魂とともにやってくる悪霊を追い払う祭礼で火を焚いたり仮面を着けたりして身を守った風習がハロウィンの起源となりました。
10月に館内でご覧いただける掛軸「過去現世変相の図」(河鍋 暁斎:1831-1889)では骸骨を「死」、若い女性を「生」の象徴として対比させており、題名から骸骨が過去の自分を見ている構図かと思われます。
赤ワイン、カシス、カンパリを合わせたクラシカルなカクテルはドラキュラ伯爵の開催する晩餐会で提供される一杯をイメージしました。